【BJカウンティング完全ガイド】勝率を劇的に上げる方法と3つのリスクをプロが徹底解説

ブラックジャックで「もっと勝ちたい」「何か攻略法はないか?」と考えているなら、「bj カウンティング」という技術に興味があるのではないでしょうか。

カウンティングは、映画のように華やかなイメージがある一方で、難しそう、あるいは違法なのではないかという不安もつきまといます。

この記事では、そんなあなたの疑問をすべて解決します。カウンティングの基本的な仕組みから、初心者でもすぐに実践できる具体的なやり方、そして最も重要なリスク管理まで、プロの視点で徹底的に解説します。

この記事を読み終える頃には、カウンティングを正しく理解し、安全にブラックジャックの勝率を上げるための一歩を踏み出せるようになっているはずです。

ブラックジャックのカウンティングとは?勝率が上がる2つの仕組み

ブラックジャックにおけるカウンティングは、単なる運任せのゲームから、知識と戦略を駆使する知的な勝負へと変貌させる技術です。ここでは、カウンティングがどのようなもので、なぜ勝率を上げることができるのか、その核心となる2つの仕組みについて詳しく解説します。

1. カウンティングの基本原理|シュー内のカードを予測する技術

カウンティングとは、場に出たカードを記憶・記録することで、シュー(まだ配られていないカードの束)の中に残っているカードの種類を予測する技術です。

シューは、ゲーム開始時には全てのカードがバランス良く含まれています。

しかし、ゲームが進行するにつれて場にカードが配られていくと、シュー内のカードの構成に偏りが生じます。

例えば、序盤に「2」や「3」といった小さい数字のカードが多く出たとします。その場合、シューの中には「10」や「A(エース)」といった大きい数字のカードが多く残っていると推測できます。この偏りを正確に把握することがカウンティングの基本です。

2. なぜ勝てる?|残りカードの有利・不利を判断する仕組み

カウンティングで勝率が上がる理由は、シュー内に大きい数字(10, J, Q, K, A)が多く残っている状況がプレイヤーにとって有利になるからです。

なぜなら、大きい数字が多いとプレイヤーがブラックジャック(最初に配られた2枚で21になる役)を完成させる確率が高くなります。

ブラックジャックで勝利すると、通常よりも高い配当(1.5倍)が得られます。

また、ディーラーはルール上、手持ちのカードが17以上になるまでヒット(カードを追加)し続けなければならないため、大きい数字が多い状況ではバースト(21を超える)する可能性が高まります。カウンティングによってこの有利な状況を見極め、賭け金を大きくすることで、長期的に利益を出すことが可能になるのです。

初心者でも5分でわかる!カウンティングの具体的なやり方3ステップ

カウンティングには様々な手法が存在しますが、最も有名で初心者にも実践しやすいのが「ハイローシステム」です。ここでは、ハイローシステムを3つの簡単なステップに分けて、誰でもすぐに始められるように解説します。

1.【基本】ハイローシステムのカード点数を覚える

ハイローシステムでは、まず全てのカードを3つのグループに分け、それぞれに点数を割り振ります。このシンプルな点数付けを覚えることが、カウンティングの第一歩です。

点数 カード 内容
+1 「2」「3」「4」「5」「6」 プレイヤーに有利なカードが増える
0 「7」「8」「9」 有利・不利に影響が少ない
-1 「10」「J」「Q」「K」「A」 プレイヤーに不利なカードが増える

2. ランニングカウントを実践する(場に出たカードを合計)

カードの点数を覚えたら、次は実際にカウントを始めます。

ゲームが開始され、ディーラーがカードを配り始めたら、自分や他のプレイヤー、ディーラーに配られた全てのカードの点数を頭の中で足し算・引き算していきます。

このリアルタイムで計算している合計値を「ランニングカウント」と呼びます。

例えば、最初に配られたカードが「3 (+1)」「K (-1)」「8 (0)」「A (-1)」だった場合、ランニングカウントは「+1 -1 +0 -1 = -1」となります。この計算をゲームが続く限り、正確に続けることが重要です。ランニングカウントの数値が大きいほど、シュー内には大きい数字が多く残っており、プレイヤーに有利な状況と言えます。

3. トゥルーカウントで精度を上げる(複数デッキへの対応)

現代のカジノでは、カウンティング対策として複数(通常6~8デッキ)のトランプを混ぜて使用します。

そのため、ランニングカウントの数値だけでは、本当の有利度を正確に測ることができません。

そこで重要になるのが、ランニングカウントをシューの残りデッキ数で割る「トゥルーカウント」の計算です。

計算式は「トゥルーカウント = ランニングカウント ÷ 残りデッキ数」です。

例えば、ランニングカウントが「+10」という非常に有利な状況でも、残りデッキ数が5つあればトゥルーカウントは「+2」です。しかし、同じ「+10」でも残りデッキ数が2つならトゥルーカウントは「+5」となり、後者の方が圧倒的に有利な状況だと判断できます。このトゥルーカウントの数値に応じて、賭け金を調整していくのです。

カウンティングは本当に効果ある?知っておくべき2つの真実

カウンティングはブラックジャックの攻略法として非常に有名ですが、その効果については正しく理解しておく必要があります。ここでは、カウンティングがもたらすメリットと、見過ごされがちなデメリットという2つの真実を公平に解説します。

1. メリット:期待値をプラスに変えられる可能性がある

カウンティングの最大のメリットは、ブラックジャックの期待値(賭けた金額に対して戻ってくる見込み額の割合)を理論上100%以上にできる点です。

通常、ブラックジャックはベーシックストラテジーという基本戦略を完璧に駆使しても、期待値は99.5%程度で、カジノ側(ハウス)がわずかに有利になるよう設計されています。

しかし、カウンティングを用いて有利な状況で賭け金を増やし、不利な状況で賭け金を減らす戦略を取ることで、このハウスエッジ(カジノ側の利益率)を覆し、期待値を101%以上に引き上げることが可能です。これは長期的にプレイすれば、プレイヤー側が利益を出せる計算になることを意味し、他のカジノゲームにはない大きな魅力と言えるでしょう。

2. デメリット:習得が難しく即効性はない

一方で、カウンティングには大きなデメリットも存在します。

それは、完璧に習得するためには膨大な練習時間と高い集中力が必要であり、決してすぐに勝てるようになる魔法のテクニックではないということです。

映画の登場人物のように簡単に見えるかもしれませんが、現実には、カジノの騒がしい環境の中でディーラーの素早いカードさばきに対応し、正確にカウントを続けることは至難の業です。

少しの計算ミスや集中力の途切れが、大きな損失に直結するリスクも伴います。多くの人が習得の難しさから挫折してしまうのが現実であり、カウンティングは即効性を求める人には向いていない、非常にストイックな技術なのです。

【最重要】カウンティングの違法性とバレた時の3大リスク

カウンティングに挑戦する前に、誰もが気になるのがその違法性やリスクでしょう。軽い気持ちで実践すると、思わぬトラブルに巻き込まれる可能性もあります。ここでは、必ず知っておかなければならない3つの重要なリスクについて解説します。

1. 法律的に違法ではないがカジノのルールでは禁止されている

まず結論から言うと、カウンティングは自分の頭脳だけを使って行うため、法律上の「詐欺」や「イカサマ」には当たらず、違法行為ではありません。

逮捕されたり、前科がついたりすることはありません。

しかし、ここが重要なポイントですが、カジノは民間企業が運営する私有地です。そのため、カジノ側が独自に定めたハウスルール(店の規則)によって、利益を損なうカウンティング行為を明確に禁止しています。

つまり、「違法ではないが、カジのルールでは禁止されている」というグレーな行為なのです。この立ち位置を正確に理解しておかないと、後で大きな問題に発展する可能性があります。

2. なぜバレる?カジノ側が警戒する不自然な3つの行動

カジノ側はカウンティングを行うプレイヤーを特定するため、常に監視の目を光らせています。特に以下の3つの行動は、カウンティングを疑われる原因となるため注意が必要です。

1. 不自然なベット額の増減

カウンティングを実践すると、カウントが有利な時に賭け金を上げ、不利な時に下げるという行動を取ります。このベット額の極端な変動が、カウンティングを疑われる最も大きな要因です。普段は最低ベットでプレイしているのに、特定の状況でだけ突然マックスベットするような行動は、監視スタッフにとって非常に分かりやすいサインとなります。

2. 周りの手札や山札を執拗に見る

カウンティングでは、場に出た全てのカードをカウントする必要があります。そのため、自分の手札だけでなく、他のプレイヤーの手札やディーラーのカード、捨てられたカードなどをキョロキョロと過度に観察する行動は不自然に映ります。ゲームに集中しているというより、情報を収集しているような素振りは、ピットボス(フロアの責任者)や監視カメラの注意を引くことになります。

3. 他のプレイヤーとの不審なコミュニケーション

個人ではなく、チームを組んでカウンティングを行うグループも存在します。特定のプレイヤーと頻繁にアイコンタクトを取ったり、ハンドサインのような仕草をしたりする行動は、組織的なカウンティングを強く疑われます。カジノ側はこうしたチームプレーにも警戒しており、不審な連携が見られれば、グループごとマークされることになるでしょう。

3. 発覚した場合のリスク(勝利金没収・出禁など)

もしカジノ側からカウンティングを行っていると判断された場合、様々なペナルティが科せられます。

最も軽い罰則は、ディーラーやピットボスからの口頭での注意や警告です。

しかし、悪質だと見なされると、その場でゲームから強制的に退席させられます。

さらに厳しいケースでは、その日に勝った勝利金を全て没収された上で、そのカジノへの出入りを永久に禁止される「出禁(永久追放)」処分を受けることもあります。大手カジノグループの場合、系列の全てのカジノを含むブラックリストに登録され、世界中のカジノでプレイできなくなる可能性すらあるのです。

オンラインカジノでカウンティングは使える?2つのゲームタイプ別に解説

ランドカジノでのリスクを考えると、オンラインカジノでカウンティングを試したいと思う人も多いでしょう。しかし、オンラインカジノのブラックジャックには種類があり、カウンティングが有効かどうかはゲームのタイプによって全く異なります。

1. RNG(乱数発生器)タイプのBJでは全く意味がない

オンラインカジノでよく見られる、コンピューターグラフィックスのディーラーと対戦するタイプのブラックジャックは、RNG(Random Number Generator)という乱数発生器によってカードが決定されています。

このRNGタイプのゲームでは、毎ゲームの開始時にカードが仮想的にシャッフルされるため、カウンティングは全く意味がありません。

これは、1ゲームごとに新品のトランプでプレイするのと同じ状態です。

前のゲームでどのカードが出たかは、次のゲームのカードの出現確率に一切影響を与えません。そのため、シュー内のカードの偏りを予測するというカウンティングの前提が成り立たないのです。RNGタイプのブラックジャックでカウンティングを試みるのは、時間の無駄と言えるでしょう。

2. ライブカジノなら理論上は可能だが3つの注意点がある

一方で、本物のディーラーがリアルタイムでゲームを進行する「ライブカジノ」のブラックジャックであれば、ランドカジノと同じように物理的なカードを使用するため、理論上はカウンティングが可能です。

しかし、実践するには以下の3つの注意点を理解しておく必要があります。

1. 利用規約で禁止されている場合がある

多くのオンラインカジノでは、ランドカジノと同様に利用規約でカウンティングを明確に禁止しています。システムベット検知ツールなどを用いて不自然な賭け方を監視しており、発覚した場合はアカウントの凍結や勝利金の没収といった厳しい措置が取られる可能性があります。実践する前に、必ずプレイするカジノの利用規約を確認することが重要です。

2. シャッフルのタイミングが早いテーブルがある

オンラインカジノのライブブラックジャックでは、カウンティング対策として、シュー内のカードを半分程度使用した段階でシャッフル(アーリーシャッフル)を行うテーブルが多くあります。カウンティングの効果が最も高まるのはシューの終盤であるため、頻繁にシャッフルされると有利な状況が生まれにくく、カウンティングの効果が薄れてしまいます。

3. 複数(6~8)のデッキが使用されている

ライブカジノでも、ランドカジノと同様に通常6デッキから8デッキのカードが使用されます。デッキ数が多いほど、シュー内のカードの偏りが生じにくくなり、カウンティングの難易度が上がります。ランニングカウントの数値が大きく変動しにくいため、プレイヤーが明確な有利を得られる機会が少なくなるのです。

カウンティングの精度を上げるための効果的な練習方法3選

カウンティングは一朝一夕で身につく技術ではありません。カジノというプレッシャーのかかる環境でミスなく実践するためには、地道で反復的な練習が不可欠です。ここでは、スキルアップに繋がる効果的な練習方法を3つ紹介します。

1. 自宅でできるトランプを使った基礎トレーニング

最も手軽で基本的な練習方法は、実際にトランプを使ってカウントの速度と正確性を高めるトレーニングです。

まずは1デッキ(52枚)のトランプを用意し、1枚ずつめくりながら声に出してカウント(例:「プラス1、0、マイナス1、0、0…」)していきます。

最終的に全てのカードをめくり終えた時に、カウントが「0」になれば成功です。これに慣れてきたら、2枚同時にめくって合計を瞬時に判断したり、時間を計ってスピードを意識したりと、徐々に難易度を上げていきましょう。テレビを見ながら、音楽を聴きながらといった、集中力が削がれる環境で練習することも、実践的なトレーニングになります。

2. 無料で使えるおすすめ練習アプリ・ツール2選

現代では、カウンティングの練習をサポートしてくれる便利なスマートフォンアプリやウェブサイトが数多く存在します。

これらのツールを活用することで、ゲーム感覚で効率的にスキルを磨くことができます。

多くのアプリには、カードの表示スピードを調整する機能や、ランニングカウントだけでなくトゥルーカウントの計算練習、さらにはベーシックストラテジーに基づいたプレイ判断のクイズ機能などが搭載されています。

「Blackjack card counting」や「Card Counter Lite」といったアプリは、無料で利用できる上に評価も高いので、まずは試してみることをお勧めします。隙間時間を使って手軽に練習できるのが、アプリを利用する最大のメリットです。

3. 実践の場としてライブカジノを賢く利用する

基礎練習を積んだら、次はより実践に近い環境でのトレーニングに移ります。

オンラインカジノのライブブラックジャックは、リスクを抑えながら本番さながらの練習ができる最適な場所です。

いきなり高額を賭けるのではなく、まずは最低ベット額で参加し、実際のお金を賭けずに頭の中だけでカウントを行う「バックカウンティング」から始めましょう。

ディーラーのカードを配るスピードや、他のプレイヤーの存在といった、実際のゲームの雰囲気に慣れることが目的です。この段階で、プレッシャーの中でも冷静にカウントを続けられるか、自分のスキルレベルを確認することができます。

その他の代表的なカウンティング手法4選

これまで主に「ハイローシステム」について解説してきましたが、カウンティングには他にも様々な手法が存在します。それぞれに特徴や難易度があり、プレイヤーのスタイルによって向き不向きがあります。ここでは代表的な4つの手法を簡潔に紹介します。

1. カジュアルシステム(初心者向け)

カジュアルシステムは、最もシンプルで初心者向けと言われるカウンティング手法です。

この方法では、エース(A)と5の2種類のカードだけを数えます。ゲーム開始時にそれぞれ4枚ずつあるエースと5が、場に何枚出たかを数えるだけです。

シューの中に5よりもエースが多く残っている状況がプレイヤーに有利と判断します。計算が非常に簡単なため、会話をしながらでも実践できる手軽さが魅力ですが、その分、精度は低く、効果は限定的です。カウンティングの入門として、雰囲気を掴むために試してみるのが良いでしょう。

2. KOシステム(ノックアウトシステム)

KOシステムは、ハイローシステムを少しだけ簡略化し、トゥルーカウントの計算を不要にしたアンバランス方式のカウンティング手法です。

カードの点数付けがハイローシステムと少し異なり、「7」を+1とカウントするのが特徴です。

これにより、1デッキを全てカウントし終えた時の合計値が「+4」になります。トゥルーカウントの複雑な割り算をしなくても、ランニングカウントの数値だけで賭け金を判断できるため、初心者から中級者に人気があります。ハイローシステムで挫折した人でも、取り組みやすい手法と言えるかもしれません。

3. レッドセブンシステム

レッドセブンシステムも、KOシステムと同様にトゥルーカウントの計算が不要なアンバランス方式です。

この手法のユニークな点は、赤い「7」を+1、黒い「7」を0と、同じ数字でも色によってカウントを変えることです。

他のカードの点数付けはハイローシステムと似ていますが、この「7」の扱いの違いにより、より正確にエースの残存状況を把握できるとされています。少しだけ覚えることが増えますが、その分KOシステムよりも精度が高いと言われており、中級者向けのカウンティング手法として知られています。

4. ハイオプトシステム

ハイオプトシステム(Hi-Opt System)は、より高い精度を求める上級者向けのカウンティング手法です。

ハイローシステムでは「A(エース)」を-1としてカウントしますが、ハイオプトシステムでは「A」を0としてカウントし、別途「A」が何枚出たかを数える「サイドカウント」を行います。

ブラックジャックにおいて最も重要なカードである「A」を特別に管理することで、非常に高い精度で有利な状況を判断できます。しかし、通常のランニングカウントとエースのサイドカウントを同時に行う必要があるため、難易度は非常に高く、プロのプレイヤーが用いる手法とされています。

BJカウンティングに関するよくある質問(FAQ)

ここでは、ブラックジャックのカウンティングに関して、多くの人が抱く疑問についてQ&A形式でお答えします。より深く理解することで、カウンティングへの不安や誤解を解消しましょう。

1. 映画「ラスベガスをぶっつぶせ」は実話?

はい、映画「ラスベガスをぶっつぶせ(原題: 21)」は、マサチューセッツ工科大学(MIT)の学生たちで構成された「MITブラックジャックチーム」の実話に基づいています。

彼らは1980年代から90年代にかけて、高度なカウンティング技術とチームプレーを駆使して、ラスベガスをはじめ世界中のカジノから数百万ドルもの大金を稼ぎ出しました。

ただし、映画ではドラマチックな演出が多く加えられています。実際には、映画で描かれているような派手な生活や危険なトラブルばかりではなく、地道なデータ分析と厳しい訓練、そして常にカジノから追われるプレッシャーとの戦いだったと言われています。カウンティングが実際に有効であることを証明した象徴的な出来事です。

2. ベーシックストラテジーとの違いは?

ベーシックストラテジーとカウンティングは、どちらもブラックジャックの勝率を上げるための戦略ですが、その役割は全く異なります。

ベーシックストラテジーは、自分の手札とディーラーのアップカード(見えているカード)の組み合わせから、統計的に最も有利なアクション(ヒット、スタンド、ダブルダウンなど)を示した「基本定石」です。

これは、シュー内のカード構成が常に同じであるという前提に基づいています。

一方、カウンティングは、その前提を覆し、「現在のシュー内のカード構成の偏り」を読み解く技術です。この2つは対立するものではなく、カウンティングを実践するプレイヤーは、ベーシックストラテジーを完璧にマスターしていることが大前提となります。

3. カウンティングは100%勝てる必勝法ではない?

結論から言うと、カウンティングは100%勝てることを保証する「必勝法」ではありません。

あくまで、長期的にプレイした場合に期待値を100%以上に引き上げ、カジノ側に対する不利を有利に逆転させるための「戦略」です。

カウンティングを完璧に実践しても、短期的に見れば運の要素によって負けが続くことも十分にあり得ます。有利な状況で大きく賭けても、アンラッキーなカードを引いて負けることは日常茶飯事です。カウンティングは、一時的な勝ち負けに一喜一憂せず、統計的な優位性を信じて、冷静に、かつ機械的にプレイを続けられる精神力が求められる、奥の深い技術なのです。

まとめ:カウンティングを正しく理解してブラックジャックの勝率を上げよう

この記事では、ブラックジャックのカウンティングについて、その仕組みから具体的なやり方、そして最も重要なリスクまで、網羅的に解説してきました。

カウンティングは、正しく習得し実践すれば、ブラックジャックの期待値をプラスに変えることができる非常に強力な戦略です。

しかし、それは映画のような華やかな必勝法ではなく、地道な練習と高い集中力、そしてリスク管理が求められるプロ向けの技術でもあります。

特に、カウンティングは法律的に違法ではないものの、世界中のほとんどのカジノで禁止行為とされており、発覚した場合には出禁などの厳しいペナルティが科せられることを絶対に忘れてはいけません。

まずはベーシックストラテジーを完璧にマスターし、その上でカウンティングに興味がある方は、この記事で紹介した練習方法を試し、リスクを十分に理解した上で慎重に取り組むようにしてください。