ココモ法【完全ガイド】やり方・シミュレーション・やめどきをプロが徹底解説

「ココモ法って本当に勝てるの?」「マーチンゲール法より安全って聞くけど、やり方がよくわからない…」そんな疑問をお持ちではありませんか?

この記事では、カジノの攻略法として有名なココモ法の具体的なやり方から、メリット・デメリット、さらにはプロが実践する「やめどき」までを徹底解説します。

これを読めば、ココモ法を正しく理解し、リスクを管理しながら賢く立ち回れるようになります。

ココモ法【完全ガイド】やり方・シミュレーション・やめどきをプロが徹底解説

ココモ法とは?1回の勝利で損失を回収できるベッティングシステム

ココモ法は、カジノゲームで用いられるベッティングシステム(賭け方の戦略)の一つです。守備的な性質を持ちながら、一度の勝利でそれまでの負けをすべて取り戻し、さらに利益を生み出す魅力的な仕組みを持っています。ここでは、その基本的な考え方と特徴を解説します。

1. ココモ法の基本概念と仕組み

ココモ法の基本概念は、「負けが続くほど次の賭け金を増やし、1回の勝利で損失を一括回収して利益を出す」というものです。

この手法は「数列」をベースにしており、負けた場合に「前回と前々回の賭け金を足した額」を次に賭けるというルールで進行します。このルールにより、何連敗してもたった1回の勝利で必ずプラス収支になるように設計されています。攻めの戦略というよりは、損失を計画的に取り戻すための資金管理術と捉えるのが適切でしょう。

2. マーチンゲール法との根本的な違い

ココモ法は、有名なマーチンゲール法としばしば比較されますが、両者には明確な違いがあります。

最大の違いは、賭け金の上昇率です。マーチンゲール法は負けるたびに賭け金を「倍」にするため、資金の増加が非常に急激です。一方、ココモ法は「前回と前々回の賭け金を足す」ため、マーチンゲール法に比べて賭け金の上昇が緩やかです。この特性により、連敗が続いてもマーチンゲール法より長く耐えられる点が、ココモ法の大きな特徴と言えるでしょう。

3. ココモ法が有効なゲーム(3倍配当が基本)

ココモ法は、どのゲームでも使えるわけではありません。この戦略が最も効果を発揮するのは、勝利時に賭け金が3倍になる配当のゲームです。

なぜなら、2倍配当のゲームでココモ法を使っても、勝った際に利益が出ず、損失が残ってしまうからです。ココモ法は、3倍という配当があるからこそ、連敗の損失を回収し、さらに利益を生み出すことができるのです。そのため、実践する際は必ず3倍配当の賭け方を選ぶ必要があります。

ルーレットの「ダズンベット」「カラムベット」

ココモ法と最も相性が良いゲームは、ヨーロピアンルーレットです。

ルーレットには「ダズンベット」と「カラムベット」という賭け方が存在します。ダズンベットは「1-12」「13-24」「25-36」の3つの数字グループのいずれかに賭ける方法です。カラムベットは、レイアウト上の3つの列のいずれかに賭ける方法です。これらの賭け方は、当たると配当が3倍になるため、ココモ法の条件に完璧に合致します。

その他の3倍配当ゲーム

ルーレット以外で3倍配当のゲームは、実はあまり多くありません。

一部のオンラインカジノでは、シックボー(大小)の特定の出目に賭ける場合や、ライブカジノのサイドベット(追加の賭け)などで3倍配当が設定されていることがあります。しかし、ココモ法を実践する上では、最も一般的で分かりやすいルーレットのダズンベットかカラムベットを選ぶのが最善策です。これにより、ルールを間違えることなく、戦略に集中できます。

【3ステップで簡単】ココモ法の基本的なやり方とルール

ココモ法のルールは驚くほどシンプルで、数学が苦手な方でもすぐに実践できます。紙とペンさえあれば、誰でも簡単に賭け金を計算できます。ここでは、絶対に覚えておくべき3つのステップを具体的に解説しますので、しっかりマスターしましょう。

1. 【STEP1】基準となる最初の賭け金(1ユニット)を決める

まず最初に、基準となる賭け金を決めます。これを「1ユニット」と呼び、最初のゲームはこの1ユニットからスタートします。

例えば、1ユニットを1ドル(100円)と設定します。この金額は、ご自身の資金力に合わせて無理のない範囲で決めることが極めて重要です。特に初心者のうちは、オンラインカジノで設定できる最小ベット額に設定することを強く推奨します。最初の設定金額が、後のリスクに直結することを覚えておいてください。

2. 【STEP2】負けた場合:前回と前々回の賭け金を合計して賭ける

ゲームに負けてしまった場合、次のゲームで賭ける金額を計算します。計算方法は非常にシンプルで「前回の賭け金」と「前々回の賭け金」を足すだけです。

例えば、1ユニット1ドルで始め、1回目(1ドル)、2回目(1ドル)と連敗した場合、3回目の賭け金は1ドル+1ドル=2ドルとなります。さらに3回目も負けた場合、4回目の賭け金は前回の2ドルと前々回の1ドルを足して3ドルになります。このシンプルなルールが、ココモ法の核となる部分です。

3. 【STEP3】勝った場合:利益が確定し、賭け金をリセットする

連敗が続いた後、ゲームに勝った瞬間、ココモ法の1セットは終了となります。

勝利すれば、その時点で必ずそれまでの累計損失額を回収し、さらに利益が手元に残るように設計されています。利益が確定したら、次のゲームでは必ず賭け金を最初の1ユニットに戻して、また一からスタートします。この「リセット」を忘れてしまうと、システムの根幹が崩れるため、勝った後は必ず最初の金額に戻すことを徹底してください。

【損益が一目瞭然】ココモ法の実践シミュレーション

理論だけでは、ココモ法が実際にどのように機能し、どのようなリスクを伴うのかイメージしにくいものです。ここでは具体的な数字を使い、資金がどのように動くのかをシミュレーションします。成功例と、誰もが恐れる失敗例の両方を見ることで、ココモ法の光と影をリアルに理解しましょう。

1. 成功例:5連敗後に勝利した場合の資金推移

まずは、ココモ法が計画通りに機能したケースを見てみましょう。ここでは、最初の賭け金を1ドルとし、5回連続で負けた後に6回目で勝利した場合の資金の動きを追っていきます。

連敗中は損失が膨らんでいきますが、たった1回の勝利で収支がプラスに転じている点に注目してください。これがココモ法の最大の魅力です。累計8ドルの損失を出していましたが、8ドルを賭けたゲームで勝ったことで24ドルの配当を得て、最終的に8ドルの利益を確保できています。

賭け金1ドルスタートのシミュレーション表

回数 賭け金 勝敗 損益 累計損益
1 $1 負け -$1 -$1
2 $1 負け -$1 -$2
3 $2 負け -$2 -$4
4 $3 負け -$3 -$7
5 $5 負け -$5 -$12
6 $8 勝ち +$16 +$4

※6回目の損益は、配当$24 – 賭け金$8 = $16

2. 失敗例:10連敗した場合の賭け金と累計損失

次に、ココモ法の最も恐ろしい側面である、連敗が続いた場合のシミュレーションを見ていきます。3倍配当ゲームの勝率は約32.4%なので、10連敗以上する可能性は決して低くありません。

わずか10連敗しただけで、次のゲームで賭けるべき金額は当初の55倍、累計損失は143倍にも膨れ上がることが分かります。これがココモ法の無視できない現実です。多くのプレイヤーがこの段階で資金ショートやメンタルの崩壊を経験し、システムを継続できなくなります。

破綻リスクを可視化するシミュレーション表

回数 賭け金 勝敗 累計損失
1 $1 負け $1
2 $1 負け $2
3 $2 負け $4
4 $3 負け $7
5 $5 負け $12
6 $8 負け $20
7 $13 負け $33
8 $21 負け $54
9 $34 負け $88
10 $55 負け $143

ココモ法を実践する3つのメリット

ココモ法には、他のベッティングシステムにはないユニークな利点が存在します。これらのメリットを理解することで、どのような状況でココモ法が有効な選択肢となり得るかが見えてきます。ここでは、ココモ法を実践する主な3つのメリットを解説します。

1. 少ない資金からでも始められる

ココモ法の大きなメリットの一つは、比較的少ない資金からでも始められる点です。

マーチンゲール法のように、いきなり賭け金が倍々になるわけではないため、初期の資金的なプレッシャーは少なくて済みます。最初の賭け金(1ユニット)をカジノの最低ベット額に設定すれば、数十ドル程度の資金からでも十分に試すことが可能です。もちろん、連敗リスクに備えて十分な資金を用意するに越したことはありませんが、参入障壁の低さは魅力と言えるでしょう。

2. マーチンゲール法より賭け金の上昇が緩やか

前述の通り、ココモ法はマーチンゲール法と比較して賭け金の上昇が緩やかです。

具体例を挙げると、5連敗した場合、マーチンゲール法では次の賭け金が初期の32倍になります。しかし、ココモ法では初期の8倍で済みます。この賭け金上昇率の違いが、精神的な余裕と資金的な持久力に直結します。連敗が続いた際のプレッシャーが相対的に低いため、冷静な判断を保ちやすいという利点があります。

3. 連敗しても1回の勝利で必ず利益が出る安心感

ココモ法の最大の精神的な支えとなるのが、このメリットです。

どれだけ連敗が続こうとも、たった1回勝つことができれば、それまでの損失をすべて取り戻し、さらに利益まで手にすることができます。「あと1回勝てば大丈夫」という明確なゴールがあるため、負けが込んでいる状況でも希望を持ってプレイを続けやすいのです。このシステムが心理的なセーフティネットとなり、無謀な賭けに走るのを防いでくれる側面もあります。

必ず知るべきココモ法の5つのデメリットと致命的リスク

ココモ法は魅力的なメリットを持つ一方で、その裏には破産に直結しかねない致命的なリスクが潜んでいます。このデメリットを理解せずに実践するのは、時限爆弾を抱えてプレイするようなものです。ここでは、絶対に知っておかなければならない5つのリスクを包み隠さず解説します。

1. 連敗が続くと賭け金が急激に膨らむ

ココモ法は賭け金の上昇が緩やかだと説明しましたが、それはあくまで序盤の話です。

連敗が10回、15回と続くと、賭け金はフィボナッチ数列のように指数関数的に増加していきます。シミュレーションで見た通り、10連敗で賭け金は55倍になりますが、15連敗すると610倍にも達します。「緩やか」という言葉に安心してはいけません。連敗の鎖を断ち切れない場合、あっという間に自己資金をはるかに超える賭け金を要求されることになります。

2. テーブルリミット(最大ベット額)に達するとシステムが破綻する

これはココモ法だけでなく、追い上げ式ベット法全般に共通する致命的なリスクです。

テーブルリミットとは、カジノ側が設定している1回のゲームで賭けられる最大金額のことです。例えば、テーブルリミットが500ドルのテーブルで1ドルから始めても、14連敗すると次の賭け金は610ドルとなり、リミットを超えてしまいます。賭け金が上限に達した瞬間、ココモ法は強制的に破綻し、それまでの莫大な損失が確定します。

3. そもそも対象ゲームの勝率が低い(約32.4%)

ココモ法が機能する3倍配当ゲームは、必然的に勝率が低く設定されています。

ヨーロピアンルーレットの場合、ダズンベットやカラムベットの当たる確率は12/37、つまり約32.4%です。これは、約3回に1回しか当たらないことを意味します。つまり、2回連続で負けることの方が確率的には当たり前なのです。10連敗する確率も約2.3%あり、決して「あり得ない」数字ではないことを肝に銘じる必要があります。

4. 利益が少なく、コツコツ型になりがち

ココモ法は、勝ったとしても大きな利益を得られるわけではありません。

シミュレーションを見ても分かる通り、何連敗もした後にようやく勝利しても、手元に残る利益は最初の賭け金の数倍程度です。ハイリスクを背負っているにもかかわらず、リターンは比較的少ないのです。短時間で大きく勝ちたいと考えているプレイヤーにとっては、非常に効率が悪く、じれったく感じる戦略でしょう。あくまで損失を取り戻し、少しの利益を積み上げる手法だと割り切る必要があります。

5. メンタルへの負荷が大きく冷静な判断を失いやすい

損失額と賭け金が増えていく状況は、プレイヤーに強烈な精神的プレッシャーを与えます。

「次こそは勝てるはず」「ここまで来たら引けない」といった心理状態(サンクコスト効果)に陥りやすくなります。冷静さを失い、本来決めていた損切りラインを破ってしまったり、別のゲームで一発逆転を狙ったりするのが、最も危険な負けパターンです。ココモ法を実践する上で最大の敵は、確率ではなく自分自身の心だということを忘れてはいけません。

【徹底比較】ココモ法 vs マーチンゲール法 どちらが優れている?

ココモ法とマーチンゲール法は、追い上げ式ベットシステムの二大巨頭とも言えます。どちらも一長一短があり、「絶対にこちらが優れている」とは一概には言えません。ここでは、両者の特徴を様々な角度から比較し、どのようなプレイヤーにどちらが向いているのかを分析します。

1. 賭け金の上昇スピードの違い

両者の最も分かりやすい違いは、賭け金の上昇スピードです。

マーチンゲール法は「倍々ゲーム」なので、連敗時の賭け金は「1→2→4→8→16→32」と急激に増加します。一方、ココモ法は「1→1→2→3→5→8」と、序盤は比較的緩やかに上昇します。短期的な連敗に対する耐久力は、明らかにココモ法の方が高いと言えます。しかし、連敗が長引くとココモ法も急激に増加するため、油断は禁物です。

2. 利益の大きさの違い

勝利時に得られる利益の大きさも、両者で異なります。

マーチンゲール法は、何連敗しても勝った際の利益は常に「最初の賭け金(1ユニット)分」です。リスクの大きさに見合わないと感じるかもしれません。一方、ココモ法は連敗が長引くほど、勝利時の利益も大きくなる傾向があります。苦労した分だけリターンも増える可能性がある点は、ココモ法の魅力的な側面です。

3. 精神的プレッシャーの違い

賭け金の上昇率が違うため、精神的なプレッシャーのかかり方も異なります。

マーチンゲール法は、数回の連敗であっという間に賭け金が高額になるため、早い段階から強いプレッシャーにさらされます。ココモ法は序盤が緩やかなため、精神的な余裕を持ちやすいです。しかし、連敗が長引いた際の「もう後がない」というプレッシャーは、むしろココモ法の方が大きいかもしれません。どちらのプレッシャーが自分にとって耐えやすいかを考えることが重要です。

4. あなたに合うのはどっち?タイプ別診断

最終的にどちらを選ぶべきか、あなたのプレイスタイルに合わせて診断してみましょう。

【ココモ法が向いている人】

  • できるだけリスクを抑えながら、コツコツ利益を積み上げたい
  • 少ない資金からベッティングシステムを試してみたい
  • ルーレットのダズン・カラムベットが好き

【マーチンゲール法が向いている人】

  • 短期決戦を好み、分かりやすいルールで実践したい
  • 豊富な資金力があり、高いリスクを取る覚悟がある
  • バカラやブラックジャックなど、勝率約50%のゲームが好き

ご自身の資金力と性格を冷静に分析し、最適な戦略を選ぶことが勝利への第一歩です。

プロが教えるココモ法で大負けしないための2つの「やめどき」

ココモ法を実践する上で最も重要なのは、技術や知識ではありません。「やめどき」を事前に決めて、それを鉄の意志で守ることです。感情に流されてプレイを続けることが、最大の敗因となります。ここでは、プロが実践している具体的な「損切り」と「利益確定」のルールを紹介します。

1. 損切りラインの設定方法(例:〇連敗でリセット、総資金の〇%損失で終了)

損切りとは、損失が一定額に達した時点で、潔く負けを認めてゲームを終了するルールのことです。

ココモ法を始める前に、「何連敗したら、そのセットは諦めて最初からやり直すか」を必ず決めてください。例えば「10連敗したら、損失は受け入れて1ユニットに戻す」といったルールです。また、「総資金の20%を失ったら、その日はプレイを終了する」という資金全体に対するルールも非常に有効です。このルールが、あなたを破産から守る最後の砦となります。

2. 利益確定のタイミング(例:1セット成功で終了、目標利益額達成で終了)

人間は欲深い生き物で、「もっと稼げるはず」と思うと中々やめられません。それを防ぐのが利益確定(利確)のルールです。

「ココモ法で1セット成功し、利益が出た時点でその日のプレイは終了する」というルールは、非常にシンプルかつ強力です。あるいは、「総資金の10%にあたる利益が出たら終了する」といった目標利益額を設定するのも良いでしょう。小さな勝ちを確実に積み重ねていくことが、長期的に見て最も賢明な立ち回り方です。

ココモ法に関するよくある5つの質問(Q&A)

ここでは、ココモ法に関して多くの人が抱く疑問について、Q&A形式で分かりやすくお答えします。より深い知識を得ることで、ココモ法を正しく、そして安全に活用するためのヒントが見つかるはずです。

1. ココモ法はオンラインカジノで禁止・違法ではない?

結論から言うと、ココモ法をはじめとするベッティングシステムの使用は、違法ではありませんし、ほとんどのカジノで禁止されていません。

これらはあくまで個人の賭け方の戦略であり、不正行為(イカサマ)ではないからです。ただし、カジノ側は極端なベットパターンを続けるプレイヤーを警戒することがあります。あまりに露骨な使い方を続けると、アカウントが監視されたり、最悪の場合、ベット制限をかけられたりする可能性がゼロではないことは、頭の片隅に入れておくと良いでしょう。

2. ココモ法の期待値は?長期的には勝てるの?

残念ながら、ココモ法を使っても、ゲームの期待値がプレイヤー側にとってプラスに転じることはありません。

期待値とは、ある試行を繰り返したときに得られる利益の平均値のことです。カジノゲームには「ハウスエッジ(控除率)」と呼ばれるカジノ側の取り分が必ず存在します。例えば、ヨーロピアンルーレットのハウスエッジは2.7%です。これは、プレイヤーが100ドル賭けるたびに、平均2.7ドルを失うことを意味します。ココモ法は賭け方を変えるだけで、この根本的な確率を変えることはできないため、長期的には必ずカジノ側が有利になります。

3. バカラやブラックジャック(2倍配当)でも使える?

理論上は使えますが、全くおすすめできません。

ココモ法は、3倍配当のゲームで勝ったときに「損失回収+利益」が出るように設計されています。これをバカラなどの2倍配当ゲームで使うと、連敗後に勝っても損失の一部しか回収できず、収支はマイナスのままになってしまいます。これではココモ法の意味がありません。2倍配当のゲームで追い上げ式を試したい場合は、マーチンゲール法を選択するのが合理的です。

4. 空回し(空賭け)は有効な戦略?

空回しとは、実際にお金を賭けずにゲームの結果だけを見送り、連敗が続いたタイミングから賭け始める戦略のことです。

例えば、「5回連続でハズレが出たら、次から賭け始める」といった使い方です。一見、無駄な連敗を避けられるように思えますが、これは統計的に全く意味のない行為です。なぜなら、ルーレットの出目は毎回独立した事象であり、「過去に黒が5回続いたから、次は赤が出やすい」ということはないからです。空回しは気休めにはなるかもしれませんが、勝率を高める効果は一切ありません。

5. 最初に決める賭け金はいくらがおすすめ?

最初に決める賭け金(1ユニット)の額は、あなたの総資金によって決まります。

一つの目安として、「10連敗しても耐えられる金額」を基準に設定することをおすすめします。例えば、総資金が300ドルある場合、10連敗時の累計損失は143ユニットなので、1ユニットを2ドルに設定すると286ドルの損失となり、ギリギリ耐えられます。安全策を取るなら、1ユニット1ドルに設定するのが賢明でしょう。資金が少ないうちは、必ずカジノの最低ベット額から始めてください。

まとめ:ココモ法は必勝法ではなくリスク管理が鍵の資金管理術

この記事では、ココモ法のやり方からシミュレーション、メリット・デメリット、そしてプロが実践する「やめどき」までを詳しく解説してきました。

ココモ法は、「1回の勝利で損失を回収できる」という魅力的な特徴を持つベッティングシステムです。しかし、シミュレーションが示す通り、連敗が続けば資金はあっという間に底をつき、テーブルリミットという壁にもぶつかります。ココモ法は決して「必勝法」ではなく、あくまで「資金管理術」の一つであるという事実を絶対に忘れないでください。

この戦略を使いこなす鍵は、技術ではなくメンタルです。事前に決めた損切りと利益確定のルールを機械的に守り、感情を挟まずに淡々と実行すること。それができなければ、ココモ法はあなたを勝利ではなく破産へと導くでしょう。この本質を理解し、冷静な判断ができるプレイヤーのみが、ココモ法を有効なツールとして活用できるのです。